・競馬予想でAIを使ってわかったこと――「賢さ」より「資料に忠実か」の方が大事だった
仕事帰りに思ったことを整理していたら、けっこうな量のメモになっていた。
内容は、AI(ChatGPT・Claude・Gemini)を競馬予想で使い続けた時の使用感。一般的な「どのAIが賢いか」といった話ではなく、もう少し実運用寄りの記録だ。
自分の使い方は、資料投入あり、条件指定あり、複数レースを通しで処理する、わりと重めのものだ。そういう前提で使っていると、普段の使いやすさとは別の差が見えてくる。
ざっくり言えば、「どれが賢いか」よりも、「与えた資料にどれだけ忠実か」の方が大事だった、という話になる。
ChatGPT――タフだけど、資料より先に動く
まずChatGPT。普段使いでは一番頼りになる。会話の耐久力が高く、長いやり取りでも倒れにくい。壁打ち、整理、入口としてはかなり優秀だと思う。
ただ、競馬予想という用途に限ると、少し気になる癖がある。
こちらは「この資料を見て考えてほしい」と渡しているはずなのに、資料をきちんと踏まえる前に、一般的な予想の方向へ流れてしまうことがある。後から「それはどこを見て言ったのか」と聞くと答えてくれることは多い。でも、最初の出力が資料準拠になりきっていないと感じる場面がある。
あと、自分の使い方では、人気馬に寄っているのではと思いたくなる出力が出ることもある。断言はできないが、こちらとしては資料や条件から妙味を探したいのに、少し無難な方向へ引っ張られている感覚があった。
そのため今のところ、自分の中ではChatGPTは競馬予想の「本体」というより、補助・整理・再確認の役割として使う方が安定している。
Gemini――単発特化なら光るが、通し運用は厳しい
Geminiは、一点集中型の用途ではけっこう強い場面がある。以前、有馬記念に絞って集中的に使った時は、かなりいい感触だった。対象を絞れば刺さることがある、という印象は今でもある。
ただし、平場を通しで12Rぶん回すような使い方にはかなり弱い。レース数が増えると途中でボケる感覚があるし、後から資料を追加しようとすると、受け付けたり受け付けなかったりするのが困る。前回通っていた形式が今回は弾かれる、といったことも起きる。こちらの入れ方が悪いというより、向こうの挙動がブレている感じが強い。
今の自分の主な使い方は、複数レースを資料追加しながら回す形なので、そこでは相性が悪い。結果として、現在はあまり使わなくなった。
Claude――一番向いているのに、一番贅沢に使いにくい
競馬予想に向いているかどうか、という軸で見ると、今のところClaudeが一番だと思っている。これはかなりはっきりそう感じている。
何がいいかというと、入れた資料と指定した条件を守ってくれることだ。
「このレースとこのレースを見てほしい」と言えば、その範囲だけを扱ってくれる。余計なところに広げない。少し頭が固いと感じることもあるが、競馬予想の文脈では、枠からはみ出さないこと自体が強みになる。
資料の整理や表形式への構造化も得意で、「変えられる条件」「変えられない前提」といった切り分けもうまい。こういう処理が、実際の予想作業にかなり噛み合う。
ただ、最大のネックは使用制限だ。処理限界にわりと早く当たる。競馬予想に向いているのは間違いないが、他の用途でも使いたいので取り合いになる。
要するに、一番適性が高いのに、一番贅沢に使いにくいという立ち位置になっている。
まとめ
今のところ、自分の中での使い分けはこうなっている。
Claudeは、競馬予想本体の主力候補。
ただし制限の都合上、本当に重い処理や大事な判断に絞って使う。
ChatGPTは、入口・日常運用・壁打ち役。
耐久力は高いが、競馬予想では資料より先に予想しがちな点を見張る必要がある。
Geminiは、単レース特化なら候補に入る。
ただし、継続運用や複数レース処理には今のところ使いにくい。
「どのAIが強いか」という問いの答えは、用途によってかなり変わる。少なくとも競馬予想では、一般的な性能の話とは別に、資料忠実性、条件厳守、対象限定の扱い方がかなり重要だった。
これは競馬に限った話かもしれないし、資料投入や条件指定が絡む用途なら、ある程度共通する話かもしれない。もう少し使い続けながら、そのあたりは確かめていきたい。
今のところの結論は、競馬予想のAI選びは、賢さそのものよりも「与えた資料にどれだけ忠実か」で決まる、ということだ。
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