AIにゲームの参考を調べてもらった。でも、似たゲームがあれば答えが見つかるわけではなかった

AI活用

※この記事は、2026年10月頃に自分がAIと一緒にゲームを試作していた時の記録です。ゲームは試行錯誤中で、参考探しや面白さの調整が完成した話ではありません。

最近、AIを使ってゲームを作っています。

画像を用意したり、技術的な問題を調べたりするところでは、かなり助けられています。「こんな感じのものが欲しい」と伝えると、思っていたより早く形になる。自分だけで全部作ろうとしていたら、ここまで試すことも難しかったと思います。

ただ、作業が進むにつれて、別のところで悩むようになりました。

作れることと、遊んで面白いことは、同じではない。

参考になりそうなゲームも調べてもらったのですが、近いものを探せば、それだけで自分の悩みが解決するわけでもありませんでした。

作りたかったのは、単純な数字のゲーム

自分が考えていたのは、マップ上で数字の低い敵から順に倒し、先へ進んでいくようなゲームです。

基本的な計算は、難しいものではありません。数字を足したり、相手と比べたりする。説明するだけならシンプルです。

ところが、実際に遊べる形にしようとすると、単純ではありませんでした。

プレイヤーが強くなりすぎれば、何も考えずに敵を倒して進めてしまう。逆に数字を絞りすぎると、途中で進めなくなるかもしれない。

自分としては、最後まで確実に進めるだけでは物足りない。でも、途中でどうにもならなくなるゲームにもしたくない。

その間をどう作るかで、悩んでいました。

似たゲームを調べても、欲しい答えとは限らない

そこで、この手のゲームについて、AIにもいろいろ調べてもらいました。

近いジャンルのゲームや、広告で見かけるようなゲームを実際に遊べる形にした例など、参考になりそうなものはあります。

ただ、自分が特に気になっていた「マップ上の敵を数字の低い順に倒して進む」という遊びについては、欲しかった形に近い参考がなかなか見つからない、と感じました。

もちろん、これは自分が調べた範囲での話です。世の中に存在しないと確認したわけでも、AIが探せなかった理由まで分かっているわけでもありません。

ただ、少なくともその時の自分は、調べたものを見て「これを参考にすれば、今の問題が解けそうだ」とは思えなかった。

似た見た目のゲームがあることと、自分の作りたい遊びを成立させる参考があることは、同じではなかったんです。

自分が知りたかったのは、ゲームの名前ではなく遊びの中身

振り返ると、自分が知りたかったのは「似たゲームには何がありますか」という一覧だけではありませんでした。

数字をどう配置すれば、プレイヤーは次に倒す相手を考えたくなるのか。

間違えた時に、どのくらい取り返せる余地を残すのか。

強くなった実感と、簡単すぎない手応えをどう両立するのか。

そういう、遊んでいる最中の体験につながる部分が知りたかった。

同じように数字を扱っていても、どこで迷い、何を選び、どう進むゲームなのかが違えば、自分の悩みへの参考になり方も変わります。

ゲームの名前や画面が分かるだけでも、最初の入口としては助かります。でも、そこから先に知りたいものがある。

今回は、その違いをうまく言葉にできていなかったのかもしれません。

AIに頼むなら、何を参考にしたいかも伝えたい

これから同じように調べてもらうなら、単に似たゲームを並べてもらうだけでなく、自分が何に困っているかも一緒に伝えたいと思います。

例えば、こんな感じです。

数字の小さい相手から順に倒して進むゲームを考えています。簡単すぎず、途中で理不尽に進めなくなりにくい遊び方の参考を探したいです。見た目が似ているかだけでなく、プレイヤーが何を考えて選び、失敗からどう立て直せるかが分かるものを教えてください。

これは、今回の悩みを振り返って考えた依頼例です。この頼み方で実際に欲しい参考が見つかった、と確認できたわけではありません。

それでも、「似たゲームを探す」と言うだけより、自分がどこを参考にしたいかは伝わりやすくなるはずです。

また、AIがゲームを紹介してくれても、実際の遊び方まで確認できているかは別です。紹介文から分かることと、実際に遊んだり、プレイ画面を見たりしないと分からないことは分けておきたい。

参考が見つからなければ、見つからなかったと残して、条件を変えて探してみる。それでも足りないところは、試作しながら考えていくことになると思います。

参考を探すことと、そのまま再現することも違う

既にあるゲームから学べることは、たくさんあります。

どういう場面で選択が発生するのか。プレイヤーに何を見せているのか。失敗した後にどうやって次の挑戦につなげているのか。

そうした部分を考えることは、自分の作品を作る時にも参考になるはずです。

ただ、参考にすることと、画面やキャラクター、素材などをそのまま使うことは別です。公開されているから自由に使えるとは限りませんし、権利や利用条件は対象ごとに確認が必要です。

自分が欲しいのも、別のゲームをそのまま作ることではなく、今作っている遊びをどう成立させるかの手がかりです。

参考を見て終わりではなく、自分が作りたいものに戻して考える。その間には、まだ試作と確認が必要だと思っています。

AIに作ってもらえるからこそ、何に悩んでいるかが見えてきた

今回のことで、「AIはゲームを面白くできない」と言いたいわけではありません。

画像生成にも、技術調査にも、実装にも助けられています。参考の探し方や、アイデアを一緒に考えるところにも、これから使っていけると思います。

ただ、自分が「参考になるものを探して」と頼んだ時、何が分かれば制作を前に進められるのかは、まだ曖昧でした。

似た作品を探す。

その中で、自分が参考にしたい遊びを見つける。

見つかったことを、自分の試作にどうつなげるか考える。

この三つは、つながっているけれど、同じ作業ではありません。

ゲームはまだ制作途中です。数字の配置や遊びの手応えについても、答えが出たわけではありません。

それでも、AIに手伝ってもらいながら試作を進めたからこそ、自分が本当に知りたかったのはゲームの名前ではなく、遊んでいる人にどんな選択をしてほしいかだったのかもしれない、と考えるようになりました。

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