AIで時間を短縮できるほど、「何を今はやらないか」を決める必要が出てきた

AI活用

※この記事は、2026年7月時点の自分のAI運用メモです。記事内の運用ルールは、すでに効果を確認できた方法ではなく、これから試そうとしている案です。

AIを使い始めた頃は、作業時間を短縮できれば、やりたいことをもっと進められると思っていました。

実際、一つ一つの作業はかなり進めやすくなりました。

ブログの下書きを作る。

講座の内容を整理する。

動画の企画を考える。

個人開発の設計や検証を手伝ってもらう。

以前なら時間や技術の問題で諦めていたことも、AIと一緒なら「これもできるかもしれない」と思えるようになっています。

ところが最近、少し妙なことが起きています。

時間を短縮できるようになったはずなのに、前より時間が足りないと感じることが増えました。

考えてみると、AIで減ったのは一つの作業にかかる時間です。

その一方で、AIによって増えたのは、着手できそうな企画の数でした。

時間が浮くより先に、やりたいことが増えていた

AIがなければ、最初から候補に入らなかったことがあります。

動画を作るには、構成、素材、編集まで考えないといけない。

ツールを作るには、設計やコードの知識が必要になる。

新しい分野を学ぶにも、教材を読み、分からない言葉を調べ、使える形まで整理しないといけない。

以前なら、使える時間を考えた時点で「今は無理だな」と諦めていました。

今はAIに相談すると、最初の構成を作ってくれたり、難しい部分を分解してくれたりします。

すると、諦めていた企画まで急に現実味を持ち始めます。

これはAIの大きな利点です。

ただ、自分の場合は、そこで候補を減らさずに全部を少しずつ進めようとしていました。

その結果、時間不足が解消したのではなく、同時進行したい企画が増えて、別の形で詰まり始めました。

これまでは、AIへ渡す作業の大きさを考えていた

以前、やりたいことが散らかった時ほど、AIに任せる単位を小さくした方がよいという記事を書きました。

「ブログ全体を何とかして」では大きすぎる。

今日はINBOXを整理する。

今日は下書きを作る。

今日は関連記事だけ確認する。

このくらいに分ければ、AIへ頼みやすくなり、自分も確認しやすくなります。

この考え方は今も変わっていません。

ただ、今回詰まっているのは、その一段上でした。

一つの作業を小さくしても、動かしている企画そのものが多ければ、次々に別の文脈へ切り替えることになります。

講座を進めた後にブログを確認する。

ブログの後に動画を考える。

動画の途中で個人開発へ戻る。

それぞれの作業はAIで短くできても、「今どの企画の、どこまで進めていたか」を思い出す時間は残ります。

タスクの分け方だけでなく、同時に動かす企画数も考えないといけませんでした。

AIが代わってくれない部分は、まだかなり残っている

AIは、下書き、要約、調査の整理、コード作成などを手伝ってくれます。

それでも、何を採用するか決めるのは自分です。

内容を確認する。

おかしなところを直す。

公開してよい範囲を判断する。

作ったものを継続して使う。

ここまで全部なくなるわけではありません。

むしろAIがたくさん案を出せるほど、確認する候補も増えます。

AIの処理速度が上がっても、自分の確認時間や集中力まで同じ速度で増えるわけではありません。

今の自分に足りていないのは、もっと強いAIより、どの企画を今動かすか決める仕組みなのだと思います。

ToDoを増やすだけでは、全部が現役になってしまう

やりたいことを忘れないために、思いついた企画をメモへ残すこと自体は必要です。

ただ、ToDoとして同じ場所に並べると、どれも今すぐ進める仕事のように見えてしまいます。

終わっていない項目が増えるたびに、遅れている感覚だけが強くなります。

そこで必要なのは、やることの順位だけではなく、今はやらないことを置く場所ではないかと思い始めました。

中止ではありません。

価値がないと判断したわけでもありません。

単に、今は同時に動かさない。

そのための Not now です。

まずは「主企画1件、維持枠1件」を試したい

まだ実際に回して結果が出た方法ではありませんが、まずは次の形を試そうと考えています。

  • 集中して進める主企画は1件
  • 更新や確認だけ続ける維持枠は1件
  • それ以外は Not now に置く
  • 新しい企画を始める時は、今の主企画を終えるか、一度止める

たとえば、講座を主企画にする期間は、ブログを維持枠として続ける。

動画や個人開発の新しい案は消さずに残すものの、その場では始めない。

こうしておけば、やりたいことを捨てずに、今使う時間だけを絞れそうです。

もちろん、実際にやってみると主企画1件では窮屈かもしれません。

維持枠のつもりが重くなる可能性もあります。

そこは運用してから調整する必要があります。

大事なのは数字そのものではなく、企画を増やす時に、何かを止める判断も一緒に行うことだと思っています。

AIには優先順位だけでなく、「今週やらない候補」も出してもらう

AIへ相談すると、次にやることをたくさん提案してくれます。

どれももっともらしく見えるので、そのままToDoへ追加すると、また候補が増えます。

今後は「次に何をするか」だけでなく、次のような相談もしてみたいです。

  • 今週の主企画を一つ選ぶ
  • 維持だけでよいものを分ける
  • 今週は触らない候補を明示する
  • 新しく始める場合、何を止めるかセットで出す

最終的に選ぶのは自分ですが、現在動いている企画を一覧にして、増やしすぎを指摘してもらうことはできます。

AIを、やることを増やす道具としてだけでなく、やらないことを確認する相手にも使いたいです。

AIでできることが増えた後は、選ぶ力が必要になる

AIのおかげで、以前なら諦めていたことへ手を伸ばせるようになりました。

これは間違いなく助かっています。

ただ、できることが増えたからといって、全部を同時に進められるわけではありませんでした。

一つの作業を小さくする。

AIで時間を短縮する。

その先には、どの企画を今動かし、どれを待たせるかという判断が残ります。

最近の自分は、AIに何を頼むかより前に、何を今は頼まないかを決める必要が出てきました。

まずは主企画と維持枠を絞り、残りを Not now へ置くところから試してみます。

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