1本目の自動化で分かったのは、動くことと使うことは別だということだった

実験記録

※この記事は2026年4月時点の実運用メモです。
ObsidianやAI、自動化のやり方は今後も変わっていくと思うので、その時点の記録として読んでください。

前回、Obsidian自動化の最初は、dailyとinboxを安全に一覧化するところから始めたと書いた。

元ノートは触らない。
dailyとinboxを読むだけにする。
生成物は別の場所に出す。

この形にしたことで、最初の1本目としてはかなり始めやすかった。

実際、PythonでVault内のMarkdownを読んで、条件に合う行を拾って、_generated に一覧として出すところまではできた。

ただ、そこまでやってみて、もうひとつ分かったことがある。

自動化は、動いたら終わりではなかった。

動くことと、実際に使えることは、けっこう別だった。

最初は、動いただけでかなり嬉しかった

最初にスクリプトが動いた時は、それだけでかなり嬉しかった。

自分で全部を書けるわけではない。
AIに助けてもらいながら、少しずつ直していく。
パスを直して、条件を変えて、出力を見て、また修正する。

その結果、Obsidianの中にあるdailyやinboxを読んで、別ファイルに一覧を出せた。

これはかなり大きかった。

今まで手で見に行っていたものを、Pythonで読める。
元ノートを壊さずに、生成物だけ出せる。
出力を見ながら調整できる。

ここまで来ると、
「おお、ちゃんと動いた」
という感覚がある。

最初の小物自動化としては、十分成功だったと思う。

でも、動いたあとに「これを見て何をするのか」が残った

ただ、実際に生成された一覧を見ていると、少し引っかかるところも出てきた。

たしかに一覧はできた。
つぶやき企画っぽいものも拾えている。
ブログ候補になりそうなものも見えている。

でも、そこでふと
「で、これを見て何をするんだっけ」
となった。

一覧があること自体は便利だ。
でも、一覧があるだけで次の行動が決まるわけではない。

今日どれを書くのか。
どれを寝かせるのか。
どれはもう処理済みなのか。
どれは単なる作業ログなのか。

そこまでは、まだ別で判断する必要があった。

ここで、自動化の難しさが少し見えた気がする。

件数を絞れば使いやすくなる、だけでもなかった

最初のスクリプトは、最初からちょうどよく拾えたわけではなかった。

最初は0件だった。
パスや検索条件が合っていなかった。

そこを直したら、今度は拾いすぎた。
条件を広げすぎて、関係ないものまで大量に入ってきた。

そこから少しずつ条件を絞っていった。

途中では、抽出条件と分類条件を分ける必要も出てきた。
さらに、archiveや元データのようなフォルダを除外した方が見やすいことも分かった。

結果として、かなり見返しやすい件数までは絞れた。

ただ、それでも
「件数が少なくなったから実用品になった」
とは言い切れなかった。

ノイズが減ることと、次の行動が明確になることは別だった。

1本目は、完成品というより練習台だった

ここで少し見方が変わった。

最初は、この1本目をそのまま便利ツールにしたい気持ちがあった。

dailyとinboxからネタ候補を拾う。
一覧化する。
そこから次に書くものを選ぶ。

そういう流れにできたら便利だと思っていた。

でも、実際に使ってみると、1本目は完成品というより練習台に近かった。

Vaultを読む。
条件で拾う。
除外する。
分類する。
Markdownとして出力する。

この流れを体験できたこと自体に価値があった。

つまり、この自動化で一番得たものは、完成した一覧そのものではなく、
「Obsidianを安全に読む自動化の作り方」
だったのかもしれない。

実用品にするには、用途がもっとはっきりしている方がよさそうだった

今回やってみて、次に作るならもう少し用途がはっきりしたものの方がよさそうだと思った。

たとえば、

  • 直近7日間のやるべきことを拾う
  • 見落としそうなメモを出す
  • 未処理の作業だけを一覧にする
  • 今日の確認事項だけを出す

こういうものなら、出力を見たあとに何をするかが分かりやすい。

一方で、ブログ候補一覧やつぶやき企画の一覧は、便利ではあるけれど、最後に選ぶ作業が残る。

もちろん、それが悪いわけではない。
ただ、最初に作る実用品としては、少し用途がぼやけやすい。

だから次は、
「見たあとにどう動くか」
がはっきりしているものに進める方が良さそうだと思っている。

自動化は、動くかどうかより「使ったあとに行動できるか」が大事だった

今回かなり感じたのはここだった。

自動化というと、まずは動くかどうかが気になる。

エラーが出ないか。
ファイルを読めるか。
出力できるか。
件数が想定通りか。

もちろん、それは大事だ。

でも、実際に使う段階では、その先がある。

その出力を見て、何をするのか。
次の行動が決まるのか。
見落としが減るのか。
迷いが減るのか。

ここまでつながって初めて、実用品になる。

動いたことは成功。
でも、使えるかどうかはまた別の確認が必要。

1本目の自動化で、それをかなり実感した。

まとめ

Obsidianの1本目の自動化は、dailyとinboxを安全に一覧化するところから始めた。

元ノートを触らず、_generated にだけ出力する。
条件を調整しながら、拾いすぎやノイズを減らしていく。
その過程で、Vaultを読む、抽出する、分類する、出力する流れを体験できた。

これはかなり大きかった。

ただ、動いたからといって、そのまま実用品になるわけではなかった。

一覧はできた。
件数も絞れた。

でも、
「これを見て何をするのか」
がはっきりしていないと、まだ少し弱い。

だから、1本目は完成品というより練習台だったのだと思う。

次に作るなら、直近7日間のやるべきことや、見落とし防止リストのように、見たあとに行動しやすいものがよさそうだ。

自動化は、動くかどうかだけでは終わらない。
使ったあとに行動できるかどうか。

今の自分には、そこが次の課題になっている。

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