※この記事は、2026年7月25日時点の自分のAI学習メモです。特定の講座内容を紹介するものではなく、予習中に分かりにくかった用語を、AIに自分向けの例へ置き換えてもらった体験を書いています。
最近、AI・DX講座の予習を始めました。
そこで早速、似た言葉が並んだところで止まりました。
デジタイゼーション。
デジタライゼーション。
デジタルトランスフォーメーション。
説明を見た直後は、なんとなく分かった気がします。
でも、少し時間がたってから思い出そうとすると、どれがどれだったか分からない。
「最初が紙のデジタル化で、次が業務で、その次が会社全体だったような……」
このくらいまで崩れていました。
正直、興味が薄い用語は頭から抜けるのが早いです。
そこでAIに、もう一度定義を説明してもらいました。
ただ、長い説明をもう一度読んでも、あまり状況は変わりませんでした。
分かりやすく要約してもらっても、覚える対象が少し短くなっただけだったからです。
その後、自分が普段触れている仕事の流れに置き換えてもらったところ、かなり見え方が変わりました。
出てきた覚え方は、**「紙 → 仕事 → 会社」**です。
これは公式定義ではありません。
それでも、自分が正式な説明へ戻るための補助線としては、かなり分かりやすいものでした。
「簡単に説明して」だけでは、まだ自分の知識にならなかった
分からない言葉をAIに聞く時、まず使いたくなるのは、
「初心者向けに説明して」
「短くまとめて」
という頼み方です。
もちろん、それで理解できることもあります。
ただ、今回の自分には少し足りませんでした。
専門用語が、別の簡単な言葉に置き換わっただけだったからです。
アナログ情報をデジタルにする。
業務プロセスをデジタル化する。
デジタル技術によって事業や組織を変革する。
一文ずつ見れば、それほど難しくありません。
でも、三つを並べて違いを説明しようとすると、急に曖昧になります。
自分の中に、その言葉を引っ掛ける場所がなかったのだと思います。
AIに説明を短くしてもらうだけではなく、すでに自分が知っている経験へ接続してもらう必要がありました。
「紙 → 仕事 → 会社」に置き換えると、三段階が見えた
AIとのやり取りで、自分向けに整理したのが次の三段階です。
紙
紙の情報を、PDFやデータとして扱えるようにする。
自分の仕事に近い例なら、紙図面をPDFやデジタルデータへ移す段階です。
これは、情報の形を変える話です。
仕事
データを使って、探し方や段取り、作業の流れを変える。
図面をデータにしただけで終わらず、必要な情報を検索したり、次の作業へ再利用したりできる状態へ進む。
これは、個別の仕事の進め方を変える話です。
会社
見積、設計、加工、検査、教育などがつながり、会社が提供する価値や仕事の仕組みそのものが変わる。
これは、一つの作業を便利にするだけではなく、組織や事業の変化まで含む話です。
この三段階を、
紙 → 仕事 → 会社
と置いてみると、自分にはかなり分かりやすくなりました。
IPAのDX SQUAREでは、デジタイゼーションをアナログ・物理データのデジタル化、デジタライゼーションを業務プロセスのデジタル化として説明しています。さらにDXは、単なる効率化にとどまらず、新しい価値の創出やビジネスの変革へ進むものとして整理されています。
出典: IPA「『デジタル化』と『DX』は何が異なる? それぞれの違いや目的を解説」(確認日: 2026年7月25日)
つまり「紙 → 仕事 → 会社」は、正式な説明を置き換える答えではありません。
公式の説明へ戻る時に、三段階の位置を見失わないための、自分用の索引です。
AIには、自分が知っている材料も渡した方がよかった
今回の体験で感じたのは、AIに説明を頼む時、分からない用語だけを渡しても足りないことがあるという点です。
AIは一般的な例なら作れます。
小売業なら、紙の在庫表をデータ化する。
営業なら、顧客情報をシステムで共有する。
製造業なら、生産データをつないで工程を改善する。
ただ、それが自分の経験と離れていると、説明としては正しくても頭には残りにくい。
そこで、自分が知っている仕事を少し渡します。
- 普段どんな情報を扱っているか
- どんな順番で仕事をしているか
- すでにデジタル化できている部分はどこか
- まだ人の経験や手作業に依存している部分はどこか
このくらいの材料があると、AIは自分の知っている世界の中で例を作れます。
今回なら、紙図面、データの検索、作業工程の接続という流れです。
知らない用語を、知らない例で説明してもらうのではなく、知らない用語を、自分が知っている仕事へ翻訳してもらう。
この方が、自分には合っていました。
頼むなら「一言」と「自分の例」を分けてもらう
次に同じような用語で止まった時は、AIに次の形で整理してもらうつもりです。
- 公式の意味を一文で書く。
- 自分用の短い覚え方を付ける。
- 自分の仕事に近い例を一つ出す。
- その覚え方では説明できない範囲も書く。
たとえば、表にするなら次の三列です。
| 用語 | 自分用の一言 | 自分の仕事に近い例 |
|---|---|---|
| デジタイゼーション | 紙 | 紙の情報をデータ化する |
| デジタライゼーション | 仕事 | データを使って仕事の流れを変える |
| DX | 会社 | 組織や価値提供の仕組みまで変える |
ここで大事なのは、「自分用の一言」と「正式な意味」を同じものにしないことです。
覚え方だけを残すと、後から意味を狭く理解してしまう可能性があります。
反対に、公式説明だけを残すと、今回のように自分の頭から抜けるかもしれません。
両方を並べておけば、短い言葉から思い出し、必要な時は正式な説明へ戻れます。
AIの例えは、分かりやすいほど確認が必要になる
AIが作る例えは、うまくはまるとかなり便利です。
一方で、分かりやすい例えほど、そのまま正解だと思いやすい危険もあります。
今回の「紙 → 仕事 → 会社」も、すべての事例をきれいに三分割できるわけではありません。
一つの取り組みに、情報のデジタル化と業務改善が同時に含まれることもあります。
会社全体で使うシステムを導入したからといって、それだけでDXになったとは限りません。
AIが自分向けに作った説明は、理解の入口として使う。
正式な意味や判断が必要な場面では、公的資料や講座の説明へ戻る。
この往復は残しておきたいです。
AIに分かりやすくしてもらうことと、AIの説明だけで理解を確定することは別です。
共有用の覚え方と、自分用の詳しいメモも分けたい
今回の覚え方は、同じところで詰まった人には役立つかもしれません。
講座側に参加者同士で共有できる場所があるなら、「公式定義」ではなく「自分なりの覚え方」として出すのはありだと思っています。
ただし、共有するのは短い補助線だけです。
自分の仕事内容や、どの工程をどう変えたいかという詳しいメモまで、全部公開する必要はありません。
公開用には、
- 紙: 情報をデータにする
- 仕事: データで仕事の流れを変える
- 会社: 価値提供や組織まで変える
という程度にする。
自分用のObsidianには、どの説明で詰まったか、どの例なら分かったか、後で確認したい公式資料まで残す。
この分け方なら、人に伝わる短さと、自分が後から使える詳しさを両立できます。
以前は学習ログの置き場所、今回は理解する前段の話
以前、AI講座を受ける前に、学習ログをどう残すか決めておきたいという記事を書きました。
その後は、講座の内容紹介より、自分の運用へ移すログを残した方がよさそうだとも書きました。
どちらも、学んだことを一回きりで終わらせないための話です。
今回は、さらにその手前でした。
残す前に、そもそも自分が分かっていない。
説明を読んでも、似た用語の違いがつかめない。
そこをAIに、自分が知っている経験へ翻訳してもらう。
理解できた説明、引っ掛かった言葉、公式資料へのリンクをセットで残せば、学習ログも少し使いやすくなります。
AIは、答えを教えるだけでなく「自分用の入口」を作れる
今回、AIに新しい知識そのものを教えてもらったというより、自分が理解できる入口を作ってもらった感覚があります。
長い定義を短くするだけでは、まだ他人の説明でした。
自分の仕事の流れへ置き換わったことで、初めて自分の中に置く場所ができた。
もちろん、覚え方が分かりやすいからといって、それが正式な定義になるわけではありません。
だから、
自分用の短い言葉を作る。
自分が知っている例へ置き換える。
説明できない範囲も確認する。
最後に公式の説明へ戻る。
この順番で使うのがよさそうです。
AIに勉強を手伝ってもらうなら、「もっと簡単に」だけで終わらせない。
自分が知っている仕事の例に変えてもらう。
少なくとも今回の自分には、その方がずっと分かりやすい説明になりました。
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