AIにブログを書かせるほど、実施済みと検討中を分ける必要があった

AI活用

AIにブログの下書きを手伝ってもらうと、文章はかなり読みやすくなります。

話の順番を整える。 重複を減らす。 言いたかったことを短くする。 関連記事につながる形にする。

このあたりは、本当に助かっています。

ただ最近、文章が自然に整うからこそ気をつけたいことが出てきました。

それは、その話が

実際にやったことなのか。 まだ検討していることなのか。 外部から聞いた未確認の話なのか。

この状態が、文章の中で混ざりやすいことです。

たとえば、自分はローカルLLMをまだ本格運用していません。 AI講座も、受講済みではなく検討中です。

どちらも考えている時間は長いし、調べたこともあります。 だからAIに材料を渡して文章を整えると、体験談に近い温度の文になりやすい。

もちろん、AIが勝手に話を作っているというより、渡した材料の状態が混ざっているのだと思います。

でも、読者から見れば、その違いは大事です。

今回は、AIに文章を手伝ってもらう時ほど、実施済みと検討中を分けておきたいと思った話です。

数字が合っていても、体験の状態が違うと記事はずれる

少し前に、AIに反省ログを整理してもらうなら、数字と単位は人間が確認した方がいいと書きました。

数字が違うと、そこから出てくる反省や次の行動まで変わるからです。

今回も似ています。

ただ、確認したいのは数字ではありません。

その文章が、どの立場から書かれているかです。

実際に試した結果として書いているのか。 試す前の設計メモとして書いているのか。 外部情報を読んで考えたことなのか。

ここが違うと、同じ内容でも意味が変わります。

たとえば、まだ使っていないツールについて、

「こう使うと便利だった」

と書くのと、

「試すなら、こういう使い方から始めたい」

と書くのでは、まったく違います。

前者は運用結果です。 後者は検討メモです。

どちらが上という話ではありません。

試す前に不安な点や、先に決めておきたい条件を書くことにも意味があります。

ただし、その状態を曖昧にしたまま文章だけ整えると、自分でも読者でも、どこまでが実体験なのか分かりにくくなります。

検討中の話は、体験談より弱いわけではない

ここは少し意識を変えたいところです。

まだ試していない話は、ブログに書けないと思いがちです。

でも、自分はそうでもないと思っています。

ローカルLLMを試す前に、原本のObsidian Vaultをいきなり読ませるのは怖いと感じた。

AI講座を受ける前に、学習ログをどう残すか決めておきたいと思った。

こういう話は、成功報告ではありません。

でも、始める前に何を不安に感じたのか。 何を先に決めておきたいのか。 どこを確認してから進めたいのか。

このあたりは、同じように始める前で止まっている人には役に立つかもしれません。

むしろ、実際にやったことだけを書くより、試す前にどう考えたのかを残しておくと、あとで自分が振り返る材料にもなります。

大事なのは、検討中の話を無理に体験談へ寄せないことです。

「まだやっていない」 「今はこう考えている」 「実際に試したら改めて書く」

こう書いておけば、検討メモとして読めます。

その方が、後から結果が出た時にも前後の変化を追いやすいと思います。

原稿に入る材料を、先に3つへ分ける

最近は、原稿に入れる材料を大まかに3つに分けて考えるようにしています。

実施済み

自分で試したことです。

使ってみて何が起きたか。 どこで詰まったか。 何を直したか。 続いたのか。

ここは、実運用メモとして書きやすい部分です。

Inbox整理、ブログの下書き、WordPress貼り付け用HTML、関連記事の選び方のように、実際に何度か動かしたものはここに入ります。

検討中

まだ実行していないけれど、判断材料を集めたり、先に設計したりしていることです。

ローカルLLMをどこまで読ませるか。 AI講座を受けるなら何を作るために受けるか。 新しいAIツールを常用するなら、どの作業だけ任せるか。

こういう話は、結果ではなく考え方として書きます。

「使ったらこうだった」ではなく、

「自分ならこの条件を決めてから試したい」

という形にする。

未確認

外部情報、ニュース、動画、誰かの発言、まだ裏取りできていない数字です。

ここは、そのまま記事の結論にしない方がいいと思っています。

まず出典を確認する。 必要なら複数の情報を見る。 それでも確信が持てないなら、公開用の材料にはしない。

AIに要約してもらう材料としては使えても、自分の体験として書く材料にはならない。

この分け方をしておくと、AIに渡す時も指示が少し楽になります。

「実施済みの材料を中心に下書きを作って」

「検討中の話は、体験談ではなく設計メモとして扱って」

「未確認の外部情報は本文に入れないで」

ここまで伝えておけば、文章の方向がかなり安定します。

AIに任せるのは文章、人間が持つのは立場の確認

AIは、散らかった材料を文章へ整えるのが得意です。

見出しを付ける。 順番を入れ替える。 同じ話をまとめる。 読み手が分かりにくそうなところを補う。

このあたりは、これからも任せたいです。

一方で、人間が持っておいた方がいいのは、その文章をどの立場で出すのかだと思います。

これは自分で試した話なのか。 まだ考えている話なのか。 誰かの情報を参考にしているだけなのか。

AIは文章のつながりを優先して、自然な書き方を提案してくれます。

でも、自然な文章と、自分の経験に正確な文章は、いつも同じではありません。

特に、ブログでは「自分はこうだった」と書く一文に重さがあります。

だから、公開前には文章の上手さだけでなく、主語を確認したい。

「自分は使った」のか。 「自分は検討している」のか。 「自分はそう聞いた」のか。

この確認は、派手ではありません。

でも、記事を積み上げていくなら大事なところだと思います。

公開前には、3つだけ見直す

自分用の確認としては、難しいチェックリストはいらなさそうです。

公開前に、次の3つだけ見ます。

  • 実際にやったことを、やった結果として書いているか
  • まだ試していないことを、検討中だと分かる書き方にしているか
  • 外部情報や数字を、自分の体験のように混ぜていないか

この3つです。

数字や日付の確認も必要です。

ただ、その前に「この文章はどの状態の材料からできているか」を見る。

ここが合っていれば、AIの下書きを自分の言葉として出しやすくなります。

まとめ

AIに文章を手伝ってもらうと、下書きはかなり早く作れます。

だからこそ、文章が自然かどうかだけでなく、材料の状態も確認したいと思いました。

実施済み。 検討中。 未確認。

この3つを分けておく。

AIには、文章の整理を手伝ってもらう。 人間は、その文章をどの立場で出すのかを確認する。

まだ試していないことは、無理に体験談にしなくていい。

試す前に何を考えたのか。 何を怖いと思ったのか。 何を決めてから進みたいのか。

それも、AIを使う実運用の一部として残せると思っています。

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