※この記事は、2026年9月時点の自分のObsidianとAIブログ運用について書いたものです。仕組みは現在も調整中です。
最近、AIにブログのネタ出しを頼んだ時、少し気になることがありました。
前日までは、おすすめ以外にもいくつか候補が出ていたはずです。
ところが、翌日に改めてネタ出しを頼むと、その候補が選択肢に出てきませんでした。
消したわけではありません。
候補を残しているファイルには、ちゃんと書いてありました。
それでも、その日の新しいメモが優先され、昨日までの候補が表に出てこなかった。
以前、保存済みのブログ素材をAIが拾えなかった経験から、探す範囲を決めて一覧化する仕組みを作りました。
ただ、今回はそれとは少し違います。
素材は見つかっている。
候補としても残っている。
問題は、見つけた候補を翌日以降も選択肢として扱う仕組みが弱かったことでした。
毎日の新しいログだけを見ると、昨日の候補が消えやすい
自分は普段、AIにこう頼んでいます。
「INBOXの整理と、今日のネタ出しをお願いします」
この頼み方自体は短くて楽です。
裏側ではスキルを使い、INBOX、過去ログ、公開済み記事、ブログ候補などを確認するようにしています。
それでも、その日のINBOXに新しい話がたくさん入っていると、AIはそこから候補を作りやすくなります。
新しい話は目立ちます。
今の関心も反映されています。
一方で、昨日までに出した候補は、新しい材料が増えていなければ後ろへ下がりやすい。
結果として、候補は保存されているのに、次のネタ出しでは存在しないように見えてしまいます。
これでは、過去の蓄積を使っているとは言いにくいと思いました。
保存されていることと、毎日の候補に戻ることは別だった
以前の記事では、Obsidianに保存したブログ素材をAIが見つけられなかった問題を書きました。
その時に直したのは、主に探索範囲です。
- どのフォルダを見るか
- 何日分を見るか
- 入口からリンクされていない素材をどう見つけるか
- 長いrawへ戻る前に、どこで候補を絞るか
これで、保存したのに存在へ気づけない問題は減らせます。
しかし、今回の問題は探索の後にありました。
一度見つけて候補にしたものを、翌日の選考へ戻していなかった。
つまり、必要だったのはファイルの地図だけではなく、候補そのものを持ち越す台帳でした。
「素材」「候補」「今日のおすすめ」を分ける
今回、ブログのネタ出しを三つの段階に分けて考えることにしました。
一つ目は、素材です。
INBOX、日々のメモ、過去ログ、別のチャットで残した内容など、記事になる前の材料です。
二つ目は、候補台帳です。
素材の中から、AIブログとして使えそうなものを残します。
ただし、ここへ入っただけでは本日のおすすめではありません。
実体験が足りないもの、既存記事に近いもの、公開範囲の確認が必要なものもあります。
三つ目が、今日のおすすめです。
候補台帳に残っているものを母集団にして、今日増えた材料で補強できるかを確認し、順位を付け直します。
今日のログから毎回ゼロから候補を作るのではありません。
昨日までの候補へ、今日の経験や失敗を足して再評価する形です。
今日のログは、候補の母集団ではなく補強材料にする
ここは、自分の中でも少し見方が変わった部分です。
これまでは、その日のログから今日の記事を選ぶ感覚が強かったと思います。
しかし、それでは新しい話が有利になりすぎます。
古い候補でも、その後に実際の失敗が起きたり、別のAIで同じ問題が出たり、読者に説明しやすい例が増えたりすれば、今の方が記事として強くなっていることがあります。
だから、今日のログは新しい候補を作るためだけに使わない。
既存候補を強くする材料としても使う。
この順番にした方が、過去の蓄積を活かしやすそうです。
候補台帳には、残す理由と外す理由も必要だった
候補を持ち越すだけでは、今度は台帳が膨らみ続けます。
そこで、候補には状態も残すことにしました。
- 本文へ進められる候補
- 実測や追加経験を待つ候補
- 既存記事と重なる候補
- 公開しないprivateな素材
- すでにUP版を作った候補
- 今回は使わないと決めた候補
大事なのは、表示から消す時にも理由を残すことです。
昨日の候補が今日出なかった時、単に順位が下がったのか、既存記事と重複したのか、すでに使ったのかが分からないと、また最初から調べることになります。
候補を増やすだけでなく、なぜ残っているのか、なぜ外れたのかまで追える方が、AIにも人間にも分かりやすいと思いました。
実際に回すと、見つけた数より除外理由の方が大事だった
今回、改めてネタ出しを回したところ、直近14日から56ファイルが候補一覧に出ました。
そのうち、現在の入口から参照されていないものは15件ありました。
ただし、56件がそのまま56本の記事候補になるわけではありません。
前日に確認した自分のSlack投稿からは、すでに1本をUP版まで作っていました。
残りには、既存記事へ統合した断片、実測待ちの案、講座や仕事など公開に注意が必要な内容もありました。
新しく見つけたから採用するのではなく、すでに使ったものを外し、保留理由を確認し、過去記事との差分が残るものだけを選ぶ。
今回の確認では、ファイルを何件見つけたかより、候補から外した理由を説明できることの方が重要でした。
AIに自動で決めさせたいわけではない
候補台帳を作ると、記事の採用までAIへ自動化したくなるかもしれません。
ただ、自分はそこまでは任せないつもりです。
AIには、候補を忘れずに並べ、既存記事との近さや公開上の注意を確認してもらう。
その中から、今日はどれを掘り下げたいかは自分で決める。
実際、AIがおすすめした後に少しやり取りすると、最初の案より記事の芯がはっきりすることがあります。
最初から完全自動で選ぶより、候補を落とさず、人間が比較できるところまで持ってくる。
今の自分には、そのくらいがちょうどよさそうです。
まとめ
AIに毎日ブログのネタ出しを頼んでいると、その日の新しいログが強くなり、昨日までの候補が表から消えることがありました。
候補は保存されていました。
見つける仕組みもありました。
それでも、翌日の選考へ戻す工程が弱ければ、蓄積は使われません。
そこで、次の三つを分けて考えることにしました。
- 日々のログや過去メモから素材を探す
- 使えそうなものを候補台帳へ残す
- 候補全体を、今日増えた材料で再順位付けする
今日のログだけから記事を選ばない。
過去の候補だけを固定して使い続けるわけでもない。
候補台帳を母集団にして、今日の経験で強くなったものを前へ出す。
ブログネタをAIと蓄積していくなら、この分け方が必要だったのだと思います。
コメント